大学進学のため上京、バイクのジムカーナに明け暮れる。
卒業後ガエルネブーツ輸入会社に入社、厳しい社長の元でDUCATI MHRを駆り全国のバイクショップ、部品量販店を回る。
26歳の時ブレンボの輸入を始めた4輪貿易商社に1年間2輪事業部担当として出向入社、まだ日本では知名度の低かったブレンボを全国に広める活動に日々邁進する。
その後、シングル、ツインマシンのレースチームT4-Rとして活動する中、SRカスタムの老舗、ダブルエムの創始者に今まで培った知識とコネクションを買われ同社の発展に初期のころより関わる。
ダブルエムに在職中にWPの代理店でもある同社のサスペンションメンテナンスおよびレーシングチームのセッティングを多数手がける。
サスペンションへの興味はWP社製に加えて他社の製品にも及び数えきれないほどのサスペンションを触れる経験により大きく造詣を深めることとなり2017年、ダブルエムより独立。念願だったサスペンションに特化したショップを開業。
“サスペンションのオーバーホールは一本の映画を見るようだ”
始まりから終わりまで様々なドラマが起こる。
持ち込まれるサスのユーザーにしっかり問診を行い一本一本に時間をかけてじっくり向き合い診断していく。
ユーザーの要求は厳しい。持ち込まれるサスは一本一本状態が異なる。
使用年数、乗り方、その土地の環境、オイルの汚れ方、インナーチューブ、ダンパーの損傷、劣化具合・・・etc
バラした瞬間、その1本が辿ってきた歴史が一気に頭の中に広がってゆく。
それをどのように組み上げていくか、ゾクゾクするほど想像力を湧き立てる。
そしてユーザーの要求にしっかり確実に答えていく。経験と知識を蓄積しながら持てる引き出しを全て引き出して。今日もその1本に向き合う。
オイルの配合、厚さ0.1ミリの積層バルブシムの配置、枚数まで。組み上げられたそのサスはお客様にとって自然に、そして最適のセッティングに仕上がっている。
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